はじめてのおつかい
ごきげんよう。あそびっぐだ。
今日は年に3回の研究発表会の日。今年は発表しなければならない事を忘れており、数日前に焦ってスライドを作る羽目になったのである。
そんな事もあったが、無事に終了する事が出来、ホッとしている。
そう言えば今日の朝、駅まで歩いている時、道中でこんな光景を見た。
おじさん「テクテクテクテク」
幼稚園児ぐらいの女の子「おとうさーん!忘れ物〜」
おじさん「ありがとう^ ^でも1人で出てきたら危ないからあかんで^ ^」
幼稚園児ぐらいの女の子「でも忘れ物したらお父さん困るかなーって思ってん」
おじさん「助かるわ^ ^ありがとう!家まで帰ろうか^ ^」
幼稚園児ぐらいの女の子「うん!」
おじさん&幼稚園児ぐらいの女の子「テクテクテクテク」
実に微笑ましい光景であった。お父さんは今日は仕事なのだろう。どうやら忘れ物をしたみたいで、それに気付いた娘がお父さんを追いかけて届けに来た様である。
優しい良い子に育ってるんやなぁ、と少しホンワカした朝であった。
小さな子は時に凄い行動力を発揮する事がある。
太郎には何度も驚かされている。今年の5月に、4歳2ヶ月にして、初めてのお買い物に行ったのである。その時の流れは以下の通りだ。
太郎「お父さんきゅうり食べたい。」
あそびっぐ「今家にないわ。買ってきて。」
太郎「わかった。お金ちょうだい。」
あそびっぐ「ッッッ?!」
太郎「買ってくるからお金ちょうだい( ^ω^ )」
あそびっぐ&嫁「ほんまに言うてんの?!」
太郎「うん、太郎1人で行けると思うねん^ ^」
そんなこんなで近くのスーパーまで1人で行ったのである。
近くのスーパーは歩いて5分ぐらいではあるが、内心ヒヤヒヤであった。一緒に行こうと言っても、どうやら1人で行ってみたいらしく、1人で行くと言って聞かない。
…こいつ…嫁に似て頑固だ…
嫁さんと相談して行かせてみることに決めた。
勿論親2人は、太郎にバレない様に後ろから尾行したところ、太郎は歩いたり走ったりしながら無事スーパーにたどり着いた。
そしてスーパー中をウロウロしている。きゅうりを探している様だ。と、その時の!
太郎「あ!お母さん!来たらあかんやん!」
嫁さん「ごめん!」
太郎「1人で行きたいの!帰れ!」
嫁さん「ごめんね!」
嫁さんはバレたのだ。太郎は激おこである。
まぁ、怒っても仕方ないだろう。太郎は小さいなりに、覚悟を持ってやり遂げようとしている時に、バレてしまったのだ。悪い事をした、すまん。
一旦嫁さんは私と合流し、2人して身を潜めている。完全に不審者である。
スーパーの外から店内を覗いていると、太郎はきゅうりを持ってレジに並んでいた。そのままレジのお姉さんにきゅうりを渡し、お金を払っている。
す、素晴らしい、、、
そして太郎は行きしなとは別の経路で家に帰ったのである。どうやら家の周辺の地理は理解している様だ。よく覚えていて感心した次第である。
嫁さんは一足先に家に帰り、太郎を待つ。
私は太郎の後ろからついて行き、無事に家に帰った事を確認してから、自販機にジュースを買いに行った。勿論頑張った太郎へのご褒美だ。
そして私も家に帰り、太郎を褒めてやった。
これは我が家の宝物である。
以上 あそびっぐ